今更ですが指物(さしもの)とは
2011年03月06日
今更ですが指物(さしもの)とは、
職人の長年培ってきた技術・技能 により釘などを用いず、巧妙に木と木を組み合わせて作られる家具・建具・調度品などの伝統工芸品の総称で、大阪の大阪唐木指物、京都の京指物、東京の江戸指物が有名です。
指物の流派
大阪唐木指物
大阪唐木指物は奈良時代に遣唐使を通じて伝来し、安土桃山時代の茶道や書院造りの発展と普及とともに形成され、拭き漆などが施された唐木の重厚な存在感が特徴的です。
京指物
京指物は平安時代の貴族文化の中で発展し、朝廷や公家が主に用いていたことから優雅かつ精緻な細工を特徴とし、タンス、棚、机などの調度品の他に、箱物、板物、挽き物、曲げ物などの茶道具も作られました。
江戸指物
江戸指物は江戸で発展したため、武家や町人・商人が用いる事が多く、そのため過剰な美しさは廃し、淡泊な木目に渋味をもつ漆塗りを施し、素材の木目の美しさを活かしているところが特徴です。
参考資料:wikipedia
掲載写真:情報処理推進機構
掲載写真:情報処理推進機構